26/07/2023
今週末から大阪で出展です。
大阪北区の中津にある「hitofushi」さんにて。
とても素敵な展示会にご招待いただきました。
店主の水本さんは春にわざわざ遊佐までいらしてくださって、丁寧に私の想いを聞いてくださいました。
それだけでもう心を奪われているのですが、
コンセプトも大共感で、そしてこの言葉の力。
ほんと美しい方だなと思っています。
(下記文章をお読みください。)
中津といえば学生時代に足を運んだ土地。
基本大阪にいたので懐かしいです。
今回の展示だけでなく、hitofushiさんのお菓子もとってもおいしいので、ぜひいらしてくださいね!
以下、この展示の紹介文と概要を掲載させていただきます。
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漆、楮、桑、茶の四種の木と、紅花、藍、麻の三種の草を表す「四木三草」。
これらは、暮らしを支えるものとして、江戸時代に藩が栽培を奨励していた商業作物です。
私がこの「四木三草」をテーマにした展示を立案した当初は、たった七種の植物が支えていたシンプルな暮らしを学ぶことで、物が溢れる時代において本当に必要なものとは何かを考える内容にしたいと構成を考えていました。
ところが、それぞれの植物の畑を訪ね、関わる伝統産業について詳しくなると・・・それらの植物が「人間が利用するにあたって不思議なくらいちょうど良い」 特徴をもっていることに関心を持つようになりました。
「この植物で暮らしを支えなさい」 というのは幕府や藩以前に、至高の存在の意思ではないか?と考えてしまうほどにお誂え感のある不思議な植物たち。
例えば、楮(こうぞ)は和紙の原料になる木です。肥料や水を与えなくても約十ヶ月で三メートルの高さまでぐんぐん成長します。 株から芽吹いた数本の枝は、早い時期に脇芽を摘むことで、株を針山にしてそこに刺さった針のようにまっすぐ育ち、十二月から二月頃、枝分かれのない一本の棒の状態で根本近くから刈り取られます。
和紙の材料になるのは樹皮です。 楮のまっすぐな枝は、皮を剥ぐ作業にちょうど良く。
剥ぎ取った皮の処理は農閑期の内職にちょうど良く。 根元近くで枝を刈り取られた株からは、何をせずとも春また新しい芽が芽吹き、また三メートルの木に成長します。
それはまるで、生活に欠かせない紙の材料として、扱うにも作業するにも良い塩梅に調整されているかのようです。
四木三草の植物の取材を終えた今、この展示を通して届けたい事柄は 「調えられたものをいただく暮らしに育まれてきた感謝のきもち」に変わりました。
本展示の準備における最初の訪問先だったおわんのささうらさんで、笹浦さんが話してくださった 「・・・ある本で出会った『 いただく心、ささげる心 』という言葉。
ぼくは、今忘れられているその心こそ、本当に大切やと思うんです。」 というお話に、巡り巡って帰り着いたのかもしれません。
今回、主役は商品ではなく四木三草の植物です。
作り手の方々は皆、自然と自然が育む素材とに感謝しつつそれに寄り添いながら制作しておられます。 どの仕事も今どきではなく、手間のかかるものばかりです。
敢えてそれを選ぶ作り手たちが大切にしているものはやはり 『いただく心、ささげる心』 なのだと思います。
この展示を通して四木三草を知り、植物たちと作り手とが共に生み出す手仕事の品を手に取られたお客様の中に小さな 『いただく心』 がぷっくり芽を出し、たなごころの品に「ありがたいな、愛おしいな」という心を捧げていただけたら私たちは何より嬉しく感じます。
展示の準備にご協力くださった全ての皆様と動植物たちに心より感謝を込めて。
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展示詳細
7月29日(土)〜8月6日(日)
※月曜日定休、会期前日と最終日は16時閉店
※出展者の在店はありません。
OPEN 12:00〜18:30
主催・会場
hitofushi
大阪市北区中津6丁目9-5 2階
電話 06-6940-7607
□阪急中津、東口出て左40m、左手の線路下くぐり直ぐ右へ。信号を渡って30m
□地下鉄中津、2番口出て右30m、地下鉄中津駅前交差点で右折。直進約五分で
左手の中津公園を通り抜けたら正面が阪急中津。(以降阪急中津からの道順に準じる)
□JR大阪、各私鉄梅田駅から、うめきた地下道を通って新梅田シティ前を右へ。
中津5丁目交差点の次の信号左へ30m。