06/20/2020
人種差別について思うことがあるので書いてみようと思います。
ここ数年で大きくなってきたBlack Lives Matter ムーブメント。アメリカでは黒人差別、人種差別が今でも当たり前のように存在し、日々命や身の危険を感じて過ごしている人たちが沢山います。残念なことに、自分が差別主義者でないと自負する特権階級者は人種差別はアメリカにはもう存在していない、または自分には関係のないことと考えている方が多いように思えます。そしてそういう人は差別的な発言や態度をしがちです。ニューヨークに住んでる私もアジア人として、有色人種として差別、無視、軽視、または暴力を受けたことがあります。暴力と一言で言ってもわかりにくいかもしれませんが、それは身体的な暴力だけでなく、もちろん精神的な暴力を含みます。
今まで日本に住んでいた時は自分が差別する側だったことから、自分がどれだけ差別的な人間であったか気づくことができませんでした。日本には移民がまだそこまで多くはないと言うこと、特に黒人の人口はとても少なくこの差別問題を身近に感じることは少ないかもしれません。Black Lives Matterは黒人の人権にフォーカスしているもので、それ以外の人のことはどうでもいいのか?なんて事を言う人もいますが、このムーブメントの意味は「人が安心安全に暮らせるように、(あって当たり前の)人権を保証させると言う事」と言い換えることができると思います。ここで大事なのは自分たちにはあまり関係ないと思わないことです。これは人権に関する大きな問題。全世界で再確認されなきゃいけない当たり前のことなんです。誰かの人権を脅かす時、あなたは自分の人権さえも脅かしているのではないでしょうか?人権は全ての人に平等に、生まれる前からあるものです。人権を脅かす事を認めてしまったら、あなたは自分のそれが脅かされ、否定される事を認めてしまっているからです。
Black Lives Matterは何かを奪おうとする物ではありません。特権階級にいる人は彼らが自分たちから何かを奪っていく感覚を覚えているようですがそうではありません。これは略奪行為ではないのです。むしろ彼らから奪っているのは特権階級の人たち。彼らが失うのは特権。特権とは誰かを下に蔑む事で成り立つ権利です。そんなものなくていいと思います。
このBlack Lives Matterはあなたのための物でもあるのです。日本には人種差別なんて無いと耳にすることもありますが、日本にも人種差別は存在します。中国やアジア人に対して日本人が上だと思うこと、国内にいる外国人労働者に対する待遇、白人への憧れ…
私自身まだまだ差別的な部分が残っていて、時々意識しないで出てくるその差別的な言葉や行為に自分自身驚いています。今回の事で何が差別的なのか考えるきっかけになればと思います。難しい事ではあるけど家族や友だちと話し合うことも大切だと思います。自分は無関係だと思うことそれ自体が差別に加担する行為であると一人一人が自覚する事が大切です。全て一気に変わらなくても良い。少しずつでも、失敗しながらでも学び、気づく事が大切です。
「思いやること」
そんな当たり前のことをBlack Lives Matterは訴えているのではないでしょうか。
英語ですが参考になればと思い動画を載せておきます。
November 2014