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【コラム】インセンス:ただのオシャレから感覚を開く“思考品”へお香やインセンスは、いつから “ただの雰囲気”、“オシャレ” になったのだろうか。煙は漂い、香りは心地よい。しかしその体験は、本来の意味から切り離されている。お香とは、神に届く媒...
01/06/2026

【コラム】インセンス:ただのオシャレから感覚を開く“思考品”へ
お香やインセンスは、いつから “ただの雰囲気”、“オシャレ” になったのだろうか。煙は漂い、香りは心地よい。しかしその体験は、本来の意味から切り離されている。お香とは、神に届く媒介であり、空間と意識を整える行為だった。その文脈を失ったまま、私達は香りの表層しか捉えていない。本質に立ち返ったとき、インセンスは単なる嗜好品ではなく、思考と感覚、世界を開く装置として立ち上がる。

Photography
Words Yuki Uenaka

#ルラボ #インセンス

【コラム】ショーン・ステューシー、ストリートウェアを “自分自身” へ取り戻す。S/DOUBLEの動向を追うなら、目を向けるべきはオーストラリアだ。STÜSSYの創設者ショーン・ステューシーが手がけるストリートウェアレーベルは、設立から8年...
27/05/2026

【コラム】ショーン・ステューシー、ストリートウェアを “自分自身” へ取り戻す。
S/DOUBLEの動向を追うなら、目を向けるべきはオーストラリアだ。STÜSSYの創設者ショーン・ステューシーが手がけるストリートウェアレーベルは、設立から8年後の2016年にひっそりと活動を終えていた。その後、自身のブランドSTÜSSYを離れてから20年余りを経て、彼はスケート&サーフブランドGLOBE本社の外壁に手描きのメッセージを残し、S/DOUBLEの復活をほのめかした。

Words Tom Barker
Photography © S/DOUBLE

#ステューシー

【コラム】藤原ヒロシが夢のコラボを実現するまで。日本のストリートウェアの先駆者であり、謎多きプロジェクト「fragment design」を手がける藤原ヒロシが1990年代に家を建てた理由は2つあった。それはむき出しの配線が嫌だったことと、...
25/05/2026

【コラム】藤原ヒロシが夢のコラボを実現するまで。
日本のストリートウェアの先駆者であり、謎多きプロジェクト「fragment design」を手がける藤原ヒロシが1990年代に家を建てた理由は2つあった。それはむき出しの配線が嫌だったことと、BANG & OLFSENへの愛だった。

Words Tom Barker
Photography © Bang & Olufsen, © HIGHSNOBIETY

【New Balance】“グレー”は単なるブランドカラーではない。1970年代後半、都市のコンクリートを走るランナーのために採用されたこの色は、汚れが目立ちにくく、街の景色にも自然と馴染む“機能”として生まれた。だがその実用性は、やがてブ...
22/05/2026

【New Balance】“グレー”は単なるブランドカラーではない。
1970年代後半、都市のコンクリートを走るランナーのために採用されたこの色は、汚れが目立ちにくく、街の景色にも自然と馴染む“機能”として生まれた。だがその実用性は、やがてブランドそのもののクラフトマンシップ、思想になっていく。

派手に主張しない。それでも、確かな存在感がある。トレンドを追いかけるのではなく、自分のペースで街に根付いていく。

New Balanceのグレーには、“控えめだが芯のある態度”が宿っている。

今回の「Grey Days」でフォーカスされるのは、ブランドを象徴する2つのモデル。ひとつは、1988年に誕生したアイコン「574」。New Balanceらしいクラシックなバランスを体現した、ブランドの“過去”と“普遍性”を象徴する存在。そしてもうひとつが、「ABZORB 2000」。1990年代の衝撃吸収技術“ABZORB”を再解釈し、VRや3Dツールを活用しながら設計された、彫刻的な最新モデル。機能性と未来的なデザインが融合した、New Balanceの“未来”を示している。

過去と未来。
ヘリテージとイノベーション。
その両方を繋ぐ“グレー”という文化を紐解く🔗

Photographer Yuya Shimahara

#574 #ニューバランス

【ニュース】サングラスは、“見るための道具”から、“常時接続されたインターフェース”へ。Ray-Ban Metaに続き、Oakley Metaも日本上陸。ファッション、スポーツ、AI——これまで別々だった領域が、いま“顔”の上で交差し始めて...
20/05/2026

【ニュース】サングラスは、“見るための道具”から、“常時接続されたインターフェース”へ。
Ray-Ban Metaに続き、Oakley Metaも日本上陸。ファッション、スポーツ、AI——これまで別々だった領域が、いま“顔”の上で交差し始めている。
Ray-Banが日常を拡張するなら、Oakleyは身体能力やパフォーマンスを拡張する。

スマートグラスは、単なるガジェット競争ではなく、「人間をどうアップデートするか」という思想の競争に入りつつあるのかもしれない。

次に来るのは、テック企業によるアイウェアなのか。それとも、ファッションブランドによる“新しい身体”の提案なのか。

#レイバンメタ #オークリーメタ

【コラム】無名の倫理:ブランドは名前を捨てられるか。工藝の美は、見せるために生まれたものではなかった。それは、語られず、名付けられず、ただ使われ続ける中で、静かに形を成していくものだった。柳宗悦が「工藝の道」と呼んだのは、技巧の卓越ではなく...
15/05/2026

【コラム】無名の倫理:ブランドは名前を捨てられるか。
工藝の美は、見せるために生まれたものではなかった。それは、語られず、名付けられず、ただ使われ続ける中で、静かに形を成していくものだった。柳宗悦が「工藝の道」と呼んだのは、技巧の卓越ではなく、人が前に出ないという倫理である。無数の生活に分配され、反復され、摩耗することで初めて立ち上がる美——そこには、作者の署名も、完成という終点も存在しない。

一方で、現代のファッションは「クラフトマンシップ」という言葉を好んで掲げる。職人の手、時間、技術、そして物語。それらはラグジュアリーの価値として編集され、可視化され、希少性とともに提示される。だがそのとき、工藝は「道」であり続けているのだろうか。それとも、語られることで別の意味へと変質してしまったのだろうか。

Photography .joss
Hair & Make-Up .kamikawa
Models
Words Yuki Uenaka

【コラム】  が日本相撲協会とタッグTUDORと日本相撲協会のパートナーシップは、単なるスポンサード契約ではない。むしろ、「時間」と「鍛錬」をどう継承するかという、文化的哲学の接続に近い。スイスのウオッチブランドTUDORは、2026年5月...
14/05/2026

【コラム】 が日本相撲協会とタッグ
TUDORと日本相撲協会のパートナーシップは、単なるスポンサード契約ではない。むしろ、「時間」と「鍛錬」をどう継承するかという、文化的哲学の接続に近い。

スイスのウオッチブランドTUDORは、2026年5月、日本相撲協会初となるワールドワイドパートナーに就任した。海外ブランドと相撲協会の大型提携自体が極めて珍しい。だが、この組み合わせには、驚くほど深い必然性がある。

TUDORは、創業以来「堅牢性」を証明するために、過酷な環境へ自らを投げ込んできたブランドだ。海軍での採用、プロダイバーによる深海テスト、モータースポーツや冒険家との協業——それは単なる広告ではなく、“本当に耐えうるか”を現場で証明する歴史だった。

Words Yuki Uenaka

【コラム】この夏、ショーツから脱却する。夏の衣替えに早すぎるなんてことはない。多くの男性にとって、日差しが強くなるその瞬間から、ショーツのローテーションは欠かせないものになる。とはいえ、すねを見せるのに抵抗がある、あるいは “スタイリッシュ...
07/05/2026

【コラム】この夏、ショーツから脱却する。
夏の衣替えに早すぎるなんてことはない。多くの男性にとって、日差しが強くなるその瞬間から、ショーツのローテーションは欠かせないものになる。とはいえ、すねを見せるのに抵抗がある、あるいは “スタイリッシュ” に見せたい場合は、膝下を覆う程度の布地が不可欠だと信じている人もいるだろう(それもあながち間違いではない)。だが、ショーツが誰にとってもハマる選択肢とは限らない。街を歩き回るにしても、ヨーロッパのビーチで過ごすにしても、これからの季節のショーツ選びに迷うなら、答えは風通しの良いパンツだ。

Words Patrick Grady
Photography © HIGHSNOBIETY

【最新号に寄せて】ロゴス——現代が拒む、読むという行為前号では、ラブブが消えた現象を「ラブブ化」と呼び、意味よりも反応が先行する文化の速度について書いた。バズは起き、数字は動く。しかし、その現象がなんだったのかを考える前に、次の出来事へと移...
24/04/2026

【最新号に寄せて】ロゴス——現代が拒む、読むという行為
前号では、ラブブが消えた現象を「ラブブ化」と呼び、意味よりも反応が先行する文化の速度について書いた。バズは起き、数字は動く。しかし、その現象がなんだったのかを考える前に、次の出来事へと移っていく。翻訳も解釈も介在しないとき、文化は記憶として残らない。

ロゴスという言葉は、しばしば「言語」や「論理」と訳されるが、ロゴスとは世界をどう読むかという態度でもある。言葉にする前の違和感、形になる前の思考、まだ名前のない意味の気配。それらを拾い上げ、読み直し、解釈を与える行為こそがロゴスの本質である。

今号に並ぶストーリーは、それぞれ異なる方法で「読む」という行為を提示している。

【アート】妖怪は、彼女を守るために生まれた。柳原路世の写真を前にすると、まず言葉が遅れる。そこに写っているのは妖怪なのか、人間なのか、あるいはそのどちらでもない何かなのか。説明しようとすればするほど、言葉は的確さを失い、輪郭は曖昧になる。写...
22/04/2026

【アート】妖怪は、彼女を守るために生まれた。

柳原路世の写真を前にすると、まず言葉が遅れる。

そこに写っているのは妖怪なのか、人間なのか、あるいはそのどちらでもない何かなのか。説明しようとすればするほど、言葉は的確さを失い、輪郭は曖昧になる。写真を観るという行為が、無意識のうちに「意味」を求めてしまうからだ。

彼女の作品はしばしば「妖怪的」「神話的」「幻想的」と形容されてきた。だが、柳原自身は妖怪を主題として扱っているわけではない。妖怪はあくまでモチーフであり、装置であり、もっと言えば、彼女がある時期にどうしても必要とした「形」に過ぎない。なぜ、その形が妖怪でなければならなかったのか。

Photography
Words Yuki Uenaka

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