07/05/2026
🇯🇵 『タイタニック』(1997)は、沈没の悲劇だけで語られる作品ではありません。ジャックとローズの静かな時間こそ、多くの人の記憶に残り続けています。ジェームズ・キャメロンは壮大なスペクタクル以上に“感情”を重視したからこそ、二人が交わす視線は、沈みゆく船そのものよりも強い印象を与えています。
その感動を今なお支えているのが、セリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」です。静かに始まり、少しずつ感情が高まっていき、最後には圧倒的な余韻を残します。実はセリーヌは当初、この曲を録音することにあまり乗り気ではありませんでした。デモ版に強い印象を受けなかったためです。しかし、一度だけ歌ってみることを承諾し、その“たった一度のテイク”が歴史に残る名曲となりました。
数十年が経った今でも、この曲はまったく色褪せません。聴くたびに、まだ終わってほしくない映画のラストシーンをもう一度生きているような気持ちになります。